女性ホルモンの分泌量が減少してしまうと、潤い不足、抜け毛、たるみ、月経不順、イライラなど、心身ともにさまざまな影響があらわれます。女性ホルモンの分泌量が減る仕組みは単純で、卵巣機能の低下が主な原因です。では、なぜ卵巣機能が低下してしまうのかというと、これにはいくつも原因があり、加齢によるもの、ストレス、栄養不足、肉体的疾患などがあります。
・加齢によるもの
誰でも避けて通れないものですが、栄養バランスの取れた食事や適度な有酸素運動、規則正しい生活を送ることで、ある程度進行を緩やかにすることが可能です。添加物の多い加工食品や、スナック菓子やファストフードのようなジャンクフードを控え、卵巣機能の低下速度を抑えましょう。
・ストレスによるもの
女性ホルモンの減少理由の最も多いとされているのがストレスによるものです。ストレスを取り除く事が出来れば一番良いのですが、仕事や人間関係など、避ける事の難しいものだったり、原因や改善策が見つからないものだったりすることもありますよね。そんな時にはストレス抑制作用のある、セロトニンを補うようにしましょう。セロトニンとは必須アミノ酸の1つのトリプトファンから変成された神経伝達物質です。そのため、トリプトファンを多く含む乳製品、大豆製品、魚介類、ナッツ類の摂取が効果的です。
・栄養不足
文字通り栄養が不足してしまい、卵巣機能尾が低下している状態です。過度な食事制限などでエネルギーが不足してしまうと、その少ないエネルギーは生命維持に優先的に使われるようになり、性ホルモンの生成まで回らなくなってしまうんですね。もちろん必要なのはカロリーだけではありません。ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂質をバランスよく摂るようにしましょう。
・肉体的疾患
病気や怪我などによる機能低下です。早めに医療機関を受診しましょう。
不足してしまった女性ホルモンを補う為に、女性ホルモンと似た作用のある、エクオールやブラックコホシュを含むサプリを飲むのも良いかも知れませんね。サプリを飲む事に抵抗がある方は、チェストツリー・ラズベリーリーフ・ローズ・カモミール・マリーゴールドなどのハーブティーを試してみてはいかがでしょうかか。